出産という大きな節目を終えて、ようやく少しずつ赤ちゃんとの暮らしに慣れてきたころ、「そろそろお宮参りかな?」という時期がやってきます。

そろそろお宮参りの時期ね!

お宮参りって何だろう?何をするのかな?
服装とか決まりある?誰と行くの?
そもそもお宮参りという言葉を聞いたことがなかったり、聞いたことはあってもどんなものか、どこでするものか、わからないことも多く不安になりますよね。
さっさママも初めてのお宮参りはわからないことだらけ。
本を見たりSNSで調べたり、親に聞いたりしながら、なんとか無事に終えることができました。
この記事では、そんな初産ママのリアルな目線から、お宮参りの意味や時期、服装のマナー、当日の流れや注意点などを、わかりやすくご紹介します。

お宮参りとは?
お宮参り(おみやまいり)は、赤ちゃんが無事に産まれてきてくれたことを感謝し、健やかな成長を願う為の日本の伝統行事です。
産まれてから初めて神社にお参りするという意味で、「初宮詣(はつみやもうで)」「初宮参り(はつみやまいり)」とも呼ばれています。
お宮参りの意味としては、大きく分けて2つあります。
1.赤ちゃんが無事に産まれてきてくれたことへの感謝
2.これからの健康と成長を神様にお願いする
特別な祈祷を受けたり、お守りを授かったりすることで、家族みんなで赤ちゃんの未来を願う、心温まる行事なんです。
お宮参りはいつ行くの?時期の目安について
お宮参りの日程は、赤ちゃんが産まれてから比較的すぐに訪れる最初の大きなイベント。
「いつ行けばいいの?」 「遅れてもいいの?」と悩むママも多いですよね。
一般的な時期の目安と、ゆるっとママの体験も交えてご紹介。
伝統的には、赤ちゃんの生後1か月ごろに行うのが基本とされています。
💡一般的なお宮参りの時期
・男の子➡生後31日目
・女の子➡生後33日目
とされていますが、これはあくまで”昔ながらの目安”なので、厳密である必要はありません。
現代では、ママの産後の回復や赤ちゃんの体調を優先して、1カ月検診のあと~生後2~3カ月頃までに行うご家庭も増えています。
さっさママ最初の子の出産は12月末。ルール的に行くのであれば1月末頃ですが、とても寒い時期+日取り+天候のこともあり、1カ月半ほどずらして行いました。
それでも寒かったですが、、少しでもみんなが無理なく参加しやすい日を選べたので良かったです。
※里帰り出産をされている方のほとんどは1カ月ほどで帰る方が多いようなので、1カ月検診を受けたタイミングでお宮参りを行い、その後帰るという流れが、遠方が実家の方にはおすすめかなと思います。
神社によっては祈祷の予約や受付時間が決まっている場合があるので、事前に公式サイトや電話で確認しておくと安心です。
📅日取り選びのポイント
・天気と気温(真夏・真冬は避けると安心)
・ママの体調と1カ月検診のタイミング
・家族や参加する親族の予定
・六曜(大安や友引)を気にするならカレンダーで確認
お宮参りは誰が行く?参加する家族・親族について」

★一般的な参加メンバー
・赤ちゃん
・ママパパ
・両家の父母
が参加することが多いです。
地域やご家庭の考え方によって様々ですが、赤ちゃんはまだ生後1カ月前後ととても小さいため、移動や体調を第一に考えて、無理のない人数で行うのがポイントです。
遠方で難しい場合もありますし、両家が揃わないという形になってしまっても全く問題ありません。
赤ちゃんと家族の服装マナー・選び方
お宮参りの日が近付いてくると、「当日はどんな服装でいけばいいのかな?」という悩みがでてきますよね。
赤ちゃんはもちろん、ママ・パパ・祖父母の服装についても事前に考えておくと安心です。
赤ちゃんの正式な服装は、白羽二重という着物の上から、祝い着=産着(のしめ)を羽織るスタイル。
ママは訪問着、色無地、付け下げなどの着物で色は控えめに。パパは紋のついた羽織り袴や着物。
ですが、今は和装、セミフォーマル・カジュアルフォーマルなどさまざまで、全体でちぐはぐにならなければOKという緩やかなスタンスです。
赤ちゃんもベビードレスやセレモニードレスでの参加も増えていますし、季節によっても足したり減らしたりしているママパパも多く、厳格なルールはありません。
赤ちゃんは体温調節が苦手なので、季節や天気に合わせて温度調整できると◎
💡ポイント
・和装⇒写真映え・伝統的にしたい方におすすめ
・洋装⇒着替えやすく移動しやすいなど動きやすさ重視の方におすすめ
だいたい費用はどれくらい?初穂料・衣装代の相場
お宮参りにかかる費用は、どのサービスを利用するか、食事会をするかなどによって大きく変わります。
ここでは、食事会を除いたおおよその費用項目とその相場をわかりやすくまとめました。
★初穂料(神社へのお礼):玉串料という言葉になっていることもあり
・相場:五千円~一万円:金額は神社によって指定がある場合もあるので事前に確認を!
『封筒(のし袋)に「初穂料」+下段に赤ちゃんの名前を書いて納めます。』
※詳しい書き方についてはまた記事にしようと思います。
さっさママ最初の子のお宮参りでは、初穂料一万円でした。
初穂料での金額の違いは、いただくものにほんの少しだけ違いがあるくらいなので、相場と気持ち、もしくは神社のルールというところで決めていいと思います。
★衣装レンタル・購入費用相場
レンタル | 購入 |
---|---|
和装:五千円~三万円 | 和装:二万円~六万円 |
ベビードレス:三千円~一万円 | ベビードレス:三千円~二万円 |
レンタルは場所によって借りられる期間や返却方法もさまざま。
これが正解ではなく、本当に大まかな相場でかなりの差があります。
最近では、「ベビードレスや和装を着せても写真に写らない」、「どうせ買うなら普段も着られるようなものを買いたい」という方も増えてきているため、そこまでしっかりこだわって考えなくてもいいのかもしれません。
実際にさっさママも、義母からお借りしていた産着・帽子・よだれかけを使い、白羽二重はなかったため着用せず、少しきれいに見える普段用の服を着せていました。
(初めてのお宮参りの時、レンタルを探していた矢先に義母から「ずっととってあるものを使ってほしい」と言われたため、特に買ったりレンタルすることはありませんでした。)
お宮参りの基本的な流れ

- 受付で初穂料を納める(のし袋に入れた状態のものを持っていく)+受付
- 神社到着(予約必要な場合あり)
- 祈祷の待機(他のご家族と一緒に待つことも)
- ご祈祷(15~30分程度)
- 記念撮影(境内やスタジオで):地域によっては父方の祖母が赤ちゃんを抱っこするという風習があります。しかし、最近では必ずしもその通りにする必要はなく、ママやパパが抱っこするケースも増えていますのでママがしんどくならないようにしてくださいね。
まとめ
初めての行事となると、「マナーを間違えたらどうしよう」 「ちゃんとやらなきゃ」と不安になりますよね。
でも最近では、家族のタイミングや体調を優先して、無理のない範囲で行うスタイルが増えています。
たとえば、、、
・暑さや寒さを避けて日程をずらす
・ママパパだけでシンプルに参拝
・写真だけの記念を残す
・百日祝いと一緒に行う (参拝なしのケースも)
など、家族ごとのスタイルでOK!
赤ちゃん、ママの体調を最優先に「家族みんなが安心して迎えられる日」を選ぶのが正解です。
生後2カ月や3カ月での参拝も、全く問題ありません。
お宮参りは「こうしなきゃいけない」というルールはないですが、どうしても家庭の違いが重なる行事ではあるので難しい場面もあるかもしれません。
ですが、一番大切なのは、「赤ちゃんの幸せを願う気持ち」です。
どうかママパパの初めてのお宮参りが、ご無理なく、笑顔溢れる素敵な機会となりますように、、、。